2016年08月19日 [ミニバス 福岡]
運動と勉強をミックスさせよう!!
勉強とスポーツの大切な相互効果を・・・
運動と勉強・・・この2つは、いっけん相反するもののように思われます。しかし脳科学的にみれば、両者とも深く関連しあっており、不可分の関係になっています。
精神身体医学という言葉もあるように、洞察力の高い人たちは、心と体は一体であり不可分の関係にあると見抜いています。精神的に過度のストレスがかかれば、それは体の不調として現れます。反対に体が健康であれば、精神的な健康も保たれます。「健全な精神は健全な肉体に宿る」とも言いますしね。
このように運動と勉強は深くかかわっており、それぞれが、もういっぽうを支援する働きをもっています。運動することによって、集中力や記憶力が増し、脳の回転がアップして、勉強がはかどるということです。
反対に、たとえばスポーツや格闘技、武道などの分野では、平常心やリラックス、イメージトレーニングといったことが重視されます。つまり精神的な部分が、勝敗を決する重要なファクターになるわけです。
もちろん脳科学的にみれば運動も、大脳皮質の前頭葉にある「運動野」から指令を出しますし、小脳で微妙なコントロールを行なっています。そして、もちろん勉強は脳の仕事です。運動も勉強も、両者とも脳が関係しています。
だからこそ、この2つは、互いに脳内神経伝達物質や内分泌系、自律神経系といったものを介して影響しあい、あるときは一方を高めたり、またあるときは足を引っ張ったりするわけです。
運動すると、どうして学習がはかどる?
運動すると勉強がはかどるという事実は、多くの人が経験しています。
1日中、机に張り付いて、ほとんど運動らしいことをしない人よりも、適度に運動を取り入れている人のほうが、脳の回転がよくなるし学習の質も高まります。
それは、ひとつには体のコリがほぐれて全身の血行がよくなることで、長時間集中できるからです。
勉強して疲れを感じるとき、それは実は脳が疲れているのではありません。脳は疲れ知らずの器官です。ですから脳が疲労しているのではなく、目や首筋、肩、腰、腕などが疲れているのです。
脳は痛みを感じない器官なので、そもそも疲れるということがありません。ただ「飽きる」ということはあるかもしれませんが・・・。運動を休憩時間などに行うことで、体の疲れを取ったり軽減したりできます。その結果、長時間、連続して勉強するスタミナがつくわけですね。
また勉強をつづけていると、脳は疲れなくても、やることの内容に飽きてきます。そこでリフレッシュする必要があるわけですが、エクササイズは気分転換にもなります。気分をリラックスさせてくれるのです。
休憩時間にテレビをボーッと観ることでも、前頭前野が休まるので、たしかにリラックスはできます。しかし同時に運動しながらテレビを観てはどうでしょうか?そうすることで、さらに脳はリフレッシュされるはずです。
運動は記憶力を高める
運動は勉強の合間に行えば、前述したように気分をリフレッシュできます。
ストレス解消になりますし、凝り固まった筋肉をほぐし、脳の血行をよくします。
脳の血行がよくなれば、頭がよく回るようになり、思考力や集中力、記憶力、判断力、読解力もアップするはずです。じっと机に向かっていると、全身の筋肉が硬直してくるので、血の巡りが悪くなり、それだけ脳に血液がいかなくなります。ということは脳に酸素とブドウ糖が、あまり行かなくなるということに・・。これでは脳がうまく働いてくれないのは明瞭ですよね?
運動には、このように脳の血行改善という面からも、効果的な学習方法の一部といえるわけです。
しかし、そのほかに、運動自体が海馬を活性化させるという面ももっています。海馬は脳の奥深くにあって、入力された情報の重要度を判断する「記憶の関門」。1か月くらいここに記憶がとどまり、重要な記憶は側頭葉へ移されて長期記憶となり、それほど重要ではない記憶は消去されるのです。
有酸素運動は軽く息の切れる、楽しくできる運動ですが、そこまで強度を上げなくても、ぶらぶら歩くだけでも海馬は活性化します。つまり体を動かすだけで、記憶の司令塔である海馬が刺激されるのです。
このとき海馬からシータ波が発生します。これは最大の記憶力を発揮できるという、スタンバイの状態。
ですから、外を歩きながら英単語を暗記したり、身振り手振りを加えて発音するなどの学習方法は、たいへん理にかなっているわけです。
外を歩くことが面倒という人は、部屋のなかをぐるぐる回りながら、教科書片手に勉強してみてはどうでしょうか。同様の効果が見込めます。このように運動しながら勉強してもいいですし、最初に述べたように休憩時間に運動してもいいと思います。
どちらも脳の海馬を活性化させ、シータ波を発生させるので、記憶力や集中力を高める効果が期待できます。
勉強とスポーツの大切な相互効果を・・・
運動と勉強・・・この2つは、いっけん相反するもののように思われます。しかし脳科学的にみれば、両者とも深く関連しあっており、不可分の関係になっています。
精神身体医学という言葉もあるように、洞察力の高い人たちは、心と体は一体であり不可分の関係にあると見抜いています。精神的に過度のストレスがかかれば、それは体の不調として現れます。反対に体が健康であれば、精神的な健康も保たれます。「健全な精神は健全な肉体に宿る」とも言いますしね。
このように運動と勉強は深くかかわっており、それぞれが、もういっぽうを支援する働きをもっています。運動することによって、集中力や記憶力が増し、脳の回転がアップして、勉強がはかどるということです。
反対に、たとえばスポーツや格闘技、武道などの分野では、平常心やリラックス、イメージトレーニングといったことが重視されます。つまり精神的な部分が、勝敗を決する重要なファクターになるわけです。
もちろん脳科学的にみれば運動も、大脳皮質の前頭葉にある「運動野」から指令を出しますし、小脳で微妙なコントロールを行なっています。そして、もちろん勉強は脳の仕事です。運動も勉強も、両者とも脳が関係しています。
だからこそ、この2つは、互いに脳内神経伝達物質や内分泌系、自律神経系といったものを介して影響しあい、あるときは一方を高めたり、またあるときは足を引っ張ったりするわけです。
運動すると、どうして学習がはかどる?
運動すると勉強がはかどるという事実は、多くの人が経験しています。
1日中、机に張り付いて、ほとんど運動らしいことをしない人よりも、適度に運動を取り入れている人のほうが、脳の回転がよくなるし学習の質も高まります。
それは、ひとつには体のコリがほぐれて全身の血行がよくなることで、長時間集中できるからです。
勉強して疲れを感じるとき、それは実は脳が疲れているのではありません。脳は疲れ知らずの器官です。ですから脳が疲労しているのではなく、目や首筋、肩、腰、腕などが疲れているのです。
脳は痛みを感じない器官なので、そもそも疲れるということがありません。ただ「飽きる」ということはあるかもしれませんが・・・。運動を休憩時間などに行うことで、体の疲れを取ったり軽減したりできます。その結果、長時間、連続して勉強するスタミナがつくわけですね。
また勉強をつづけていると、脳は疲れなくても、やることの内容に飽きてきます。そこでリフレッシュする必要があるわけですが、エクササイズは気分転換にもなります。気分をリラックスさせてくれるのです。
休憩時間にテレビをボーッと観ることでも、前頭前野が休まるので、たしかにリラックスはできます。しかし同時に運動しながらテレビを観てはどうでしょうか?そうすることで、さらに脳はリフレッシュされるはずです。
運動は記憶力を高める
運動は勉強の合間に行えば、前述したように気分をリフレッシュできます。
ストレス解消になりますし、凝り固まった筋肉をほぐし、脳の血行をよくします。
脳の血行がよくなれば、頭がよく回るようになり、思考力や集中力、記憶力、判断力、読解力もアップするはずです。じっと机に向かっていると、全身の筋肉が硬直してくるので、血の巡りが悪くなり、それだけ脳に血液がいかなくなります。ということは脳に酸素とブドウ糖が、あまり行かなくなるということに・・。これでは脳がうまく働いてくれないのは明瞭ですよね?
運動には、このように脳の血行改善という面からも、効果的な学習方法の一部といえるわけです。
しかし、そのほかに、運動自体が海馬を活性化させるという面ももっています。海馬は脳の奥深くにあって、入力された情報の重要度を判断する「記憶の関門」。1か月くらいここに記憶がとどまり、重要な記憶は側頭葉へ移されて長期記憶となり、それほど重要ではない記憶は消去されるのです。
有酸素運動は軽く息の切れる、楽しくできる運動ですが、そこまで強度を上げなくても、ぶらぶら歩くだけでも海馬は活性化します。つまり体を動かすだけで、記憶の司令塔である海馬が刺激されるのです。
このとき海馬からシータ波が発生します。これは最大の記憶力を発揮できるという、スタンバイの状態。
ですから、外を歩きながら英単語を暗記したり、身振り手振りを加えて発音するなどの学習方法は、たいへん理にかなっているわけです。
外を歩くことが面倒という人は、部屋のなかをぐるぐる回りながら、教科書片手に勉強してみてはどうでしょうか。同様の効果が見込めます。このように運動しながら勉強してもいいですし、最初に述べたように休憩時間に運動してもいいと思います。
どちらも脳の海馬を活性化させ、シータ波を発生させるので、記憶力や集中力を高める効果が期待できます。